2025年– date –
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MMT
書評・要約『パワー・オブ・マネー 新・貨幣入門』ポール・シェアード著
この記事は、2025年(原書は2023年)に翻訳出版された貨幣論の本、ポール・シェアード『パワー・オブ・マネー 新・貨幣入門』の部分要約的な書評です。 私なりにこの本を一言でいえば「ステルスMMT本」であり、その中で私にとって印象的なメッセージ(の一... -
緊縮財政
積極財政とは?積極財政派の考え方をわかりやすく入門解説
この記事では積極財政派の基本的な考え方をわかりやすく解説します。 「積極財政論」は新たな「常識」となりつつあり、主に財務省を発信源としてマスメディア等で喧伝されてきた伝統的な考え方、すなわち、政府支出を税収の範囲に収めることを原則とする「... -
積極財政
小野善康の小野理論とは?「貯蓄社会論」としてわかりやすく解説
この記事では、大阪大学で教鞭をとった小野善康のいわゆる小野理論を、私なりに要約的に解説します。 私の理解では、現代社会は「ゆたかな社会」であり、生産の過剰、つまりは供給に対する需要の不足によって特徴づけられます。ここで「需要」には家計が財... -
緊縮財政
リチャード・クー『「追われる国」の経済学』の要約と解説
この記事ではリチャード・クーの『「追われる国」の経済学 ポスト・グローバリズムの処方箋』を解説的に要約します。 本書の英語タイトルをそのまま訳すと、『マクロ経済学のもう半分とグローバリゼーションの運命』となっています。このタイトルの通り... -
信用貨幣論
MMTの貨幣の哲学—信用貨幣の弁証法による国定信用貨幣論の正当化
今回の記事ではMMT(現代貨幣理論)派の貨幣論の完全な哲学的正当化を展開します。それは「信用貨幣の弁証法」という理論的な枠組みで展開され、MMT派の貨幣論に対して根本的な論理的-歴史的正当化を提供します。すなわち、それは信用貨幣という仕組みの論... -
信用貨幣論
信用貨幣論と信用創造の関係を「信用貨幣の弁証法」から規定する
この記事では「信用貨幣論」と「信用創造」の関係を明確化します。両者は明らかに密接に関わっているものの、私の知る限り、その関係を自覚的に明確化したものはないからです。この記事はこの点についての理論的貢献を企図するものです。 本サイトでは、信... -
緊縮財政
財政法4条とは?GHQの陰謀?改正すべき?わかりやすく解説
この記事では積極財政・緊縮財政の対立の文脈で、積極財政派から日本の緊縮財政の根本原因としてしばしば批判される財政法の第四条について、分かりやすく詳しく解説します。 第1節では、財政法4条の内容を確認した上で、それに意義を認めて擁護する側と... -
積極財政
日銀資産の「現金」とは?その正体と会計をわかりやすく解説
この記事では日銀のバランスシートの資産側にある「現金」の正体とその会計的取り扱いについて論じます。 この記事は、現代のお金の仕組みの全体像を会計的に明らかにした以下の記事の補足という役割も持っています。以下の記事の知識を前提としますので、... -
MMT
フェリックス・マーティン『21世紀の貨幣論』の要約と解説
この記事ではフェリックス・マーティンの『21世紀の貨幣論』は要約と解説を行います。 本書は今後の貨幣についての議論がまずは参照すべき基本図書です。以下では理論編・歴史編・政策編に感想編を加えて、要約と解説を行います。 僕もこの本はMMT派のため... -
緊縮財政
【2025】緊縮財政派の衆議院議員一覧と緊縮財政政党ランキング
今回の記事では、2024年の衆議院の総選挙の際に実施されたNHKの候補者アンケートの「Q6 基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化への考え方」への答えに基づき、各政党がどれほど緊縮財政的かを明らかにします。さらに緊縮財政派とみなすべき議員の...
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