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昭和・平成の政治が「死んだ」年
2024年は、後世の歴史教科書に「日本の政治構造が変わった年」として記されるでしょう。 これまで日本の政治を動かしてきたのは、業界団体や労働組合といった「昭和の組織票」と、テレビや新聞に影響される「平成の無党派層」でした。
しかし、2024年の選挙(都知事選、自民総裁選、衆院選)で主役となったのは、そのどちらでもない新しい勢力でした。 彼らはネットを駆使し、古いイデオロギーを嫌い、合理的な解決策を求める。 この記事では、彼らを「リハック世代」と名付け、2024年に起きた革命を解説します。
石丸伸二が開けた「風穴」
変化の兆しは、7月の東京都知事選でした。 ほぼ無名だった石丸伸二氏が、立憲民主党の蓮舫氏を抜いて2位に躍進しました。
石丸氏には具体的な実績や中身は少なかったかもしれません。しかし、彼は徹底的に既存の政治に「NO(否)」を突きつけました。その姿が、YouTubeの切り抜き動画を通じて拡散され、現状に不満を持つ現役世代の心を掴んだのです。 彼は、古い政治の壁に穴を開けるための「空虚な突破口」としての役割を果たしました。
「リハック的なもの」の台頭
石丸氏が開けた風穴から、一気に政治の表舞台に躍り出たのが、国民民主党の玉木雄一郎氏です。 ここで鍵となるのが、人気YouTube番組『ReHacQ(リハック)』に代表されるような価値観を持つ人々、すなわち「リハック世代」です。
彼らは、右翼・左翼といったイデオロギーにはあまり興味がありません。「夫婦別姓反対!」と叫ぶ保守も、「ポリコレ」を叫ぶリベラルも、彼らにとっては「うるさいだけ」です。 彼らが求めているのは、むしろ「手取りを増やす」「インフレをなんとかする」という、生活に直結する合理的な解決策(ハック)です。
石丸氏が作った「変化への期待」という空っぽの器に、玉木氏は「手取りを増やす」という具体的な「中身」を注ぎ込みました。 その結果、国民民主党は現役世代の圧倒的な支持を得て、議席を4倍に増やす大躍進を遂げたのです。
自民党の敗因は「読み間違い」
一方で、自民党は大敗しました。その原因は、この新しい流れを完全に読み間違えたことにあります。
自民党総裁選で、党員(岩盤保守層やネットユーザー)に最も支持されたのは高市早苗氏でした。彼女は「アベノミクスの継承」を掲げ、景気回復を求める層の支持を集めていました。 しかし、自民党の国会議員たちは、裏金問題の影響を重視して石破茂氏を選びました。石破氏は「緊縮・増税」のイメージが強く、新しい現役世代が最も嫌うタイプの政治家です。
結果、高市氏を支持していた層や、景気回復を願う現役世代は、「自民党はもうダメだ」と見限り、その受け皿となった国民民主党へと流れていきました。
結論:令和の政治は「現役世代」が動かす
2024年が示した事実はシンプルです。 「組織票やテレビだけでは、もう選挙には勝てない」。
物価高でお尻に火がついた現役世代が、ネットを通じて情報を得て、自分たちの生活を良くしてくれる「合理的な改革者」を選び始めた。 昭和の組織政治、平成の劇場型政治が終わり、令和の「実利とネットの政治」が始まったのです。
そこでは昭和以来続くオールド政党と、平成以来の新自由主義(緊縮財政・構造改革)の影響力が落ち、積極財政を掲げる新興政党が躍進するのです。
この記事はAIを活用して以下の記事を要約したものです。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。



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