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目次
この記事のポイント
2024年衆院選のあと、日本の政治の主役は一時的に国民民主党になりました。
しかし、2025年参院選までの一年弱で、その主役の座は参政党へと移ります。
背景には、
- 国民民主党の「読み違え」
- 参政党の地道な組織づくりとキャッチコピーの強さ
- 現役世代の中で進んだ「分断」
がありました。この記事は、この流れを整理したものです。
国民民主党の躍進とつまずき
2024年衆院選で国民民主党は議席を4倍に増やし、テレビでも連日取り上げられる存在になりました。
- 目玉政策は「103万円の壁」引き上げなどの所得税減税
- 自民党と補正予算の取引をして、一定の減税・ガソリン税の軽減などを実現
- 支持率は立憲を抜き、「野党第一党」として安定した状態に入ります
ところが、2025年5月に流れが変わります。
- 参院選比例で、山尾しおり・須藤元気などの公認を発表
- 特に山尾はネット上の右派層から「安倍批判の急先鋒」などの理由で激しい反発
- さらに国民民主が「選択的夫婦別姓」法案を独自提出し、保守層の不満が爆発
「減税をやってくれそうな野党第一党」として積み上げてきた信頼が、
イデオロギーを感じさせてしまう人選と法案で崩れはじめた、というのが筆者の見立てです。
参政党の台頭と“日本人ファースト”
国民民主の失点をチャンスに変えたのが参政党です。
- 2025年6月、尼崎市議選など地方選で参政党候補がトップ当選
- 都議選でも3議席を獲得し、メディアの注目が一気に高まる
- 維新から合流した梅村みずほで国会議員が5人となり、党首討論番組にも出演
- 参院選本番では、1議席から14議席へと「ホップ・ステップ・ジャンプ」の大躍進
キーワードは「日本人ファースト」と「これ以上、日本を壊すな!」。
- 国民民主の「手取りを増やす夏」というどこか呑気なコピーに比べて、
- 参政党のコピーは、生活に余裕のない壮年層の危機感・切迫感に強く訴えました。
その結果、
- 自民・国民から、岩盤保守層や一部の積極財政派が参政党へシフト
- 消費税減税・現金給付を重視するれいわ新選組とも支持層が重なり、れいわは議席をほとんど伸ばせず
という構図が生まれます。
現役世代の分かれ方と多党制の時代
この記事では現役世代をざっくり次のように分けます。
- ある程度収入があり、制度の合理的改革を求める「リハック的な人たち」
- 所得税負担が重く、103万円の壁などの減税に強い関心
- 国民民主や「チームみらい」に惹かれやすい層
- 中間層より下で、非正規・ロスジェネなど不安定な立場の人たち
- 所得税減税より、消費税減税・現金給付の方が有り難い
- れいわや、参政党の「日本人ファースト」的メッセージに引き寄せられやすい層
この二つの層が、それぞれ別の政党に向かっていった結果、
- 国民民主&参政党という比較的若い保守系政党が主役級に躍り出る
- 旧来型の自民・立憲・公明・共産・社民は、高齢化した固定層以外を引き寄せられず、徐々に後景に退く
という構図が浮かび上がります。
この流れは「ネオ55年体制の崩壊 → 多党制の時代の入り口」とみることができます。
まとめ
この記事で押さえておきたいポイントは、次の三つです。
- 2024衆院選後、国民民主党は減税を掲げる野党第一党として一気に台頭したが、
山尾擁立と夫婦別姓法案で保守層の支持を大きく失った。 - その受け皿として、地道な組織づくりと「日本人ファースト」のメッセージを持つ参政党が躍進し、2025参院選で国民民主と並ぶ主役となった。
- 現役世代の中で、中間層以上とそれ以下の層がそれぞれ別の政党に向かい、
結果として日本政治は、多党制・連立再編の時代に入ろうとしている。
この記事はAIを活用して以下の記事を要約したものです。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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