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2024年の日本政治は、「ネット選挙元年」として記憶されるべき一年だった。
安倍一強からの「ネオ55年体制」が揺らぎ、従来の「高齢者×テレビ×既成政党」中心の政治から、「若年層×ネット×改革中道」が主役となる流れが一気に可視化されたからだ。その中心には「積極財政」というキーワードも浮かび上がる。
石丸伸二現象——ネットが若年層を政治に連れ出した
東京都知事選で、前安芸高田市長の石丸伸二が約165万票を獲得し、蓮舫を抑えて2位に躍進した。
背景にあったのは、
- YouTubeやTikTokでの短い街宣動画・「切り抜き」
- 「高齢者×テレビ×既成政党」への不満を持つ若年層
- 「政治屋一掃」「東京を動かそう」といった、具体性を抑えた抽象的スローガン
だった。
石丸は、政策の中身よりも「現状への純粋な否定」の受け皿として機能した。私はこれを、新しいシステムへの移行を促すが、自身はそこに居場所を持たない「消滅する媒介者」として捉えたい。
石丸は、その政策の空虚さゆえにあらゆる不満を集め、一気に局面を変えたが、その後、影響力を持続させることはできなかった。
高市早苗と国民民主党——「構造改革」から「積極財政」へ
2024年の「風」に乗った4人を並べると、石丸伸二・高市早苗・玉木雄一郎・斎藤元彦となる。
一見すると、高市だけが異質だ。右派色が強く、若くもなく、「改革中道」というイメージからは遠い。
しかし、自民党総裁選でネット上の支持を集めたのは、一見するとこの中に入りそうな「構造改革」路線の小泉進次郎ではなく、高市の「アベノミクス継承=積極財政」路線だった。
ここから見えてくるのは、国政レベルでネットの「風」をつかむのは、もはや構造改革ではなく積極財政だという転換である。
その後の衆院選では、石破自民は迷走と自己矛盾を重ねて自滅し、野党第一党の立憲民主党も比例票をほとんど伸ばせなかった。
逆に躍進したのは、国民民主党と玉木雄一郎である。
- 石丸が開いた「若年層×ネット×無党派」のルートを、
国民民主はReHacQなどのネットメディアを通じて引き継ぎ、 - 「103万の壁を178万円へ」など、現役世代重視の具体的な経済・税・社会保障政策を掲げ、
- その核心に積極財政を置いた。
石丸が「空虚な中道改革」の象徴だったとすれば、玉木はその空虚を「政策」で埋めた存在だと言える。
兵庫県知事選——ネットがオールドメディアに勝った日
2024年を締めくくった兵庫県知事選は、ネット選挙新時代を象徴する「決戦」だった。
- 元局長による「7つの疑惑」告発文書
- 百条委員会の設置と、その局長の自殺
- ワイドショーによる「斎藤=極悪知事」的な連日報道
こうして、マスメディア上では斎藤元彦=悪玉という物語ほぼ一色となった。
しかし、ネットでは状況が違った。
百条委や囲み取材の音声、公益通報者保護法の解釈への異論、内部調査の結果などが共有され、
「そもそも、まだ何も結論は出ていない」
「これは既得権益とメディアの暴走ではないか」
というカウンターの物語が広がっていく。
結果として、マスメディアが描いた悪玉像を、ネット世論がひっくり返し、斎藤が出直し選挙を制するというドラマが生まれた。
ここで初めて、「ネットがマスメディアと完全に対立し、そのうえで勝利した」ケースが全国的に可視化されたのである。
結論——ネオ55年体制から多党化する「ネット選挙時代」へ
2024年は当初、安倍派崩壊と立憲の補選全勝によって、
「ネオ55年体制から、再び政権交代可能な二大政党制へ?」
という期待から始まった。
しかし、実際に起きたのは別の物語だ。
- 物価高で尻に火がついた現役世代・若年層の政治的覚醒
- ネット×動画を通じた「風」の発生
- その中での積極財政の台頭
- 自民・立憲という二大政党の弱体化と、国民民主・参政党などの新興勢力の躍進
2024年の日本政治は、
「ネオ55年体制 vs 二大政党制」ではなく、「多党制×ネット選挙×積極財政」という新しい時代への入口だった——
この記事のメッセージを3分で言い直すなら、そういうことになる。
この記事はAIを活用して以下の記事を要約したものです。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。



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