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資本主義が一度だけ「労働者に優しくなった」理由
資本主義とは本来、「金持ちがさらに儲かる」不平等なシステムです。
しかし20世紀半ば、資本主義は奇跡的に「マトモ」になり、一般の労働者が家や車を持てる豊かな社会(一億総中流)を実現しました。なぜでしょうか? 理由は大きく4つあります。
- 労働者が足りなくなった(ルイスの転換点): 農村から都市への人口流入が終わり、人手不足になったため、企業は賃金を上げて労働者を繋ぎ止める必要に迫られました。
- 労働者をお客様にした(フォーディズム): 大量生産した商品を売るには、大量の買い手が必要です。企業は「労働者の給料を上げて、自社製品を買ってもらう」という戦略に転換しました。
- 社会主義への対抗(福祉国家): 当時勢いのあったソ連などの社会主義国に労働者がなびかないよう、資本主義諸国は年金や医療などの「社会保障」を手厚くしました。
- 戦争の記憶(総力戦): 二度の世界大戦で命をかけた庶民に対し、国家は見返りとして再分配や福祉を約束せざるを得ませんでした。
社会主義の本当の敗因は「競争の不在」ではない
こうして資本主義は労働者を豊かにし、社会主義に勝利しました。では逆に、なぜ社会主義は負けたのでしょうか? よく言われる「平等で競争がなかったから」は間違いです。社会主義国でも出世競争は熾烈でした。
本当の敗因は、「再チャレンジの道(逃げ道)」がなかったことです。
社会主義ではほとんどの企業が国有(国営)なので、極端にいえば実質的に会社は一つしかないようなものとも言えます。そこで出世競争に負けたら、転職は制限されているし、起業はそもそもできないし、一生冷や飯を食うしかないということにもなりかねないのです。
これでは人は絶望し、意欲を失ってしまいます。 一方、資本主義には「起業」や「転職」という自由な逃げ道がありました。この「敗者復活の余地」こそが、社会全体の活力を維持し、システムを勝利に導いた決定的な差だったのです。
この記事はAIを活用して以下の記事を要約したものです。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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