私は中道を標榜しています。若い頃は中途半端で微温的な左派でしたが、下の方で紹介する「れいわ新選組と大西つねき」の記事で述べたような経緯から、2020年以降、ここ5年ほどは大きく右に振れました。いまは、その両極のバランスを取ろうと試みており、中道の看板を掲げています。
左派没落の理由と復活への処方箋
そんな私は、既存の左派に対してはかなり批判的で、なぜ左派は没落したのか、左派はどうして袋小路に入っていったのか、左派はどうすれば有意義な形で再生できるのか、主にそういう観点から論じています。これらを論じたのが以下の記事群です。
一番上の記事が最も包括的で、1970年ごろに戦後の高度成長を経て労働者の一定の富裕化が達成されたことにより、左派の主流が社会主義・マルクス主義を捨てて資本主義と和解し、ポストモダン思想やアイデンティティ・ポリティクスやエコロジーに流れていったこと、そしてそれらのアジェンダがいまやすでに半ば有効性を失いつつあることを様々な仕方で後付けています。
そのうえで左派復活の鍵は、やはり経済への回帰なのですが、それは「未完のプロジェクトとしてのポストモダン」、すなわち「消費社会の完成」という形でなされるべきであると提起しています。
その下の二つの記事は、最初の記事で包括的に論じた左派没落の理由の一部を取り上げ、詳しく論じたものとなっています。



日本の左派に対する批判的な考察—積極財政の立場から
私は積極財政派ですが、そうなったきっかけは2019年のれいわ新選組の結成にあると言えるでしょう。その初陣であった2019年の参院選で当時同党の候補者だった大西つねきの発信に触れたことが、私が積極財政派に転じたきっかけだからです。
ただ、その後2020年に大西は「命の選別」騒動でれいわを除籍されます。この騒動を詳しく論じたのが以下の記事です。私はこの「命の選別」騒動を日本の積極財政論で右派がヘゲモニーを握ったきっかけの一つと位置付けます。左派積極財政のれいわから積極財政の理論家としてネットでの発信を盛んに行なっていた唯一の存在である大西がいなくなったからです。

実際、私自身、このころからネット上での積極財政的な発信がほとんど右派側にしかなかったため、全体的に思考が右傾化していきます。
ただ、私からすれば、れいわはそれでも積極財政にとどまっていますから全然まだいいのです。始末に負えないのが、いま日本で最も緊縮財政的になってしまっている立憲民主党です。なぜ立憲がそれほど緊縮なのか、その謎に「立憲」という名前が悪い!という観点から迫ったのが以下の記事です。
一見、ふざけているようですが、真面目な話です。「立憲」の語は3重の意味で解釈でき、そのどれもが立憲民主党を緊縮へと奇妙な仕方で導いていくのです。


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