このページでは本サイトの積極財政に関する主な記事をまとめています。まず、中心となる記事が以下です。これはこのサイトの前身となったnoteに私が最初に書いた記事をリライトしたもので、2024年の衆院選での積極財政派政党の躍進を受けて、積極財政への流れは不可逆だから、積極財政論という新しい常識を身につけようと訴えるものです。MMT(現代貨幣理論)的な貨幣や財政の認識と、現代の先進国のデフレ・レジームというマクロ経済環境認識を2本の柱として、積極財政を正当化しようとしています。

以上の二つの柱のうち、MMTという現代における「お金の仕組み」、つまり貨幣や財政の基本的な捉え方に関してより詳しくは、MMT関連記事をまとめた以下の記事をご覧ください。

もう一つの柱である現代の先進国のマクロ経済環境認識については、以下の二つの記事をご覧ください。それぞれ、「需要不足」を扱う小野善康の小野理論と、「投資不足を扱う」リチャード・クーの議論を取り扱っています。両者を合わせることで、現代を「需要不足経済」として捉えることができると思います。


それ以外に個別のトピックを扱った記事があります。
一つ目は、2024年の衆院選での候補者アンケートに基づき、その後の衆議院における政党の緊縮財政度ランキングと緊縮財政派議員一覧を作成した記事です。余談部分での緊縮ランキング一位の立憲民主党の緊縮の理由の分析はなかなか面白いのではないかと思っています。

もう一つは、とくに右派積極財政論の立場から、日本の緊縮財政の根源として批判され、ときに日本を弱体化させるためのGHQの陰謀と位置付けられる財政法4条についての記事です。財政法4条について、それはGHQの陰謀ではないだろうということを大蔵省・財務省の正史『昭和財政史』を検討することで明らかにし、さらにまた財政法4条は積極財政を可能にするためのもので「も」あったという意外な事実を発掘しています。


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